「勃たないのは50代以上の話」と思っていたら、そうでもなかった。調べていくうちに、20代・30代でも珍しくないと分かってきて——(これ、私のせいじゃなかったんだ、と思えた瞬間があった)
若い男性のEDは「言いにくい悩み」として見えにくいだけで、数としては多いです。原因が分かると、アプローチが変わります。
20代・30代のED、どのくらい多いのか
日本性機能学会の調査や複数の研究をまとめると、ED(勃起不全)は日本に1,000万人以上いると推計されています。その中で20代・30代が占める割合は小さくない。
性医学誌に掲載されたいくつかの調査では、20代男性でも10〜20%以上に何らかの勃起の問題があることが報告されています。30代に入ると、その割合はさらに高まります。
「40代以降の話」というイメージが強いですが、若い年代でのEDは「心因性」が主因になることが多く、見えにくいだけで実際には多いです。
(「私のせいかな」と思って悩んでいた時期があったんですが、統計を知ってから少し楽になりました)
若年EDの4つの原因タイプ
心因性ED
20代・30代のEDで最も多いとされているのが、心因性です。
体の勃起機能自体には問題がない状態です。「オナニーは普通にできる」「朝勃ちはある」けれどセックスではうまくいかない——そういう場合は心因性の可能性が高いです。
原因として考えられること:
- 過去の失敗によるプレッシャー(一度うまくいかなかったことへの恐怖)
- 仕事・プライベートのストレスや疲労
- 緊張・過剰な意識
- 相手への気持ちや関係性の問題
心因性の場合、「勃起しないこと」の経験が次への不安を作り、悪循環になりやすいです。サプリで解決するよりも、「プレッシャーを軽くする」アプローチが根本的には有効です。
器質性ED
体の機能として血流・神経に問題がある状態です。動脈硬化や生活習慣病との関係が知られていますが、若い年代では少数です。
「刺激への過剰な慣れ」が原因になることもあります。自慰行為で特定の刺激に慣れすぎてしまうと、膣の感覚では十分な刺激にならないケースです。
混合型
心因性と器質性の両方が絡み合っているケースです。若い男性には少ないですが、「ストレスで心因性が起きた → 器質的にも悪化してきた」という流れで混合型になることがあります。
薬剤性ED
服用している薬の副作用で起きるEDです。抗うつ剤・抗精神病薬・降圧薬などで報告されています。薬を変えたタイミングで症状が出た場合は、担当医に相談してください。
彼女側として知っておきたいこと
「彼が勃たなかった」「途中で終わってしまった」——その場で感じた気持ちが「私のせい?」だった方は多いと思います。
でも、EDの原因のほとんどは、「パートナーへの気持ちの問題」ではありません。ストレス・緊張・生活習慣・体の変化——こうした要因が絡んでいます。
「彼の問題でしょ」と責める必要もないし、「私のせいかも」と自分を責める必要もない。ただ「こういう状態があるんだな」と知っておくだけで、ふたりの関係がより楽になる気がします。
精力剤が向くケース・向かないケース
若年EDに精力剤(天然成分のサプリ)が向くのは、主に「器質性の血流問題が絡んでいる場合」です。
- 血流タイプ(シトルリン・アルギニン)が研究されています
- 生活習慣を整えながら補助的に使う
一方、純粋な心因性EDに対してサプリで解決しようとするのは、あまり意味がありません。ストレス原因の整理・泌尿器科や心療内科での相談が根本的なアプローチになります。
「どのタイプか」を整理してから、合うアプローチを選ぶ方が遠回りしません。
「血流タイプかもしれない」という場合は、血流タイプの解説で成分の話を整理しています。
「若いから大丈夫」じゃない、と知っておくことの意味
「若いのにEDなんてあり得ない」という思い込みで、気づくのが遅れることがある。でも20代・30代のEDは少なくない。心因性が多いとはいえ、血流・生活習慣が絡むことも普通にある話なんですよね。
ストレス・睡眠不足・運動不足が血管内皮機能に影響するというデータを知ってから、「若さに頼っていた部分が削られていた」という見方ができるようになった。(これ、彼女側の私でも「あ、そういうことか」と思った話です)
「彼が若いから違う」と思っていた方——この記事を読んで、少し見え方が変わりませんでしたか?原因が見えてくると、アプローチも変わってきます。