「サプリじゃなくて食事から摂れないのかな」——シトルリンを調べていて、スイカに含まれると知ったとき、最初にそう思った。わざわざサプリを買わなくても、食べ物で補えるなら、その方が自然だし、彼にも勧めやすい気がして。(スイカを切りながら「これ、実は意味があったんだ」とちょっと嬉しくなったのを覚えてる)
でも、量を調べてみたら、現実が見えてきた。
スイカはシトルリンが最も豊富な食品
シトルリンはウリ科の植物に多く含まれています。中でもスイカが最も豊富な食品として知られていて、果肉100gあたり約250mgが含まれています。
果肉より皮(白い部分)のほうが含有量が多いという研究もありますが、皮を日常的に食べるのは現実的じゃない。
ほかにも:
- メロン:果肉100gあたり50〜100mg程度
- きゅうり:100gあたり30mg程度
- かぼちゃ:少量含有
スイカが圧倒的に多い。「スイカはシトルリンの食品源」というのは間違っていない。
研究水準まで食事で届けるのに必要な量
臨床試験(泌尿器科学誌・イタリア・2011年)で使用されたシトルリンの量は1,500mg/日。
この水準をスイカだけで達成しようとすると、1日に果肉600g相当が必要な計算になります。
スイカを1口サイズに切ると、だいたい1切れ30〜40g程度。600gは15〜20切れ分。毎日それを継続するのは、食事の負担として現実的ではないですよね。
メロンやきゅうりで補おうとすると、さらに大量に必要になる。しかもスイカは夏の食材で、一年中手に入るわけじゃない。
(去年の夏、スイカを食べていた時期があって。「シトルリン補えてるかな」とちょっと期待していたけど、あの量で届いていたわけがなかった。知っていればもう少し真剣に食べてたかもしれない)
「食事で摂れないわけじゃないけど、届かない」という整理
食品からシトルリンが摂れないと言いたいわけじゃなくて、研究で使われた量に「食事だけで届けるのは難しい」ということです。
スイカを食べることに意味がないとは思わないし、旬の時期にたくさん食べることは悪くない。ただ、それだけで「シトルリンの研究効果を期待する」水準には届かない。
食事からある程度摂りながら、不足分をサプリで補う、という組み合わせが現実的な考え方だと思っています。食事を意識することで、サプリの用量を少し減らせる可能性もある。「どちらか一方」ではなく、「食事がベースで、サプリで水準まで引き上げる」。
食品で意識したいもう一つの理由
スイカやメロンには、シトルリン以外にもリコピン(スイカ)や水分・ビタミン類が含まれています。血流サポートという観点では、シトルリン単体の話だけじゃなく、食事全体の質を上げることが土台になる。
ボストン地域コホートの研究(予防医学誌・2010年)では、2,301名のデータから、生活習慣(食事・運動・喫煙・BMI)の修正可能リスクがEDに与える影響の大きさが示されています。食事の改善は、サプリの「上乗せ効果」を受け取りやすい土台を作ることにもつながるんですよね。
食事から試してみること、いいと思います
「サプリより先に食事で」という気持ち、すごく自然だと思うし、実際に食事の意識を変えることには意味があります。スイカを食べながら「これ、体にいい食べ物なんだな」と思える感覚、大事。
ただ、量の現実を知っておくと、「食事でやってみたけど変化がない」と感じたときに「量が足りていなかっただけ」と理解できる。「食事だけで全部補えると思ってた」→「変化なかった」→「やっぱり意味ない」というループに入らずに済む。
食事で意識できることをしながら、サプリで研究水準まで補うという組み合わせ——試してみる価値があると思いませんでしたか。