膣トレする人が増えています。
嬉しい限りです。
女性が膣トレする理由は様々ですが、以下の理由が多いのではないでしょうか?
- 筋トレの延長で
- 出産して体型を整えるために
- 失禁しやすい
- 浴槽から出た後に膣からお湯が漏れる
- 膣や肛門をギュッと閉められない
簡単な膣トレのやり方の記事参照
実は、膣トレから得られる大きなメリットは、もう1つあります。
それは、
「骨盤臓器脱の予防になる」
です。
女性に知っておいて欲しい話として、記事を作成する運びとなりました。
- 骨盤臓器脱とはなにか?
- 膣トレでなぜ骨盤臓器脱を予防できるのか?
書いていきます。
骨盤臓器脱とは?
骨盤臓器脱とは、(子宮、膀胱、直腸などの)骨盤内にある臓器が膣から下垂し、出てくる病気の総称です。
過去には、「子宮脱」「膀胱脱」「直腸瘤」という呼ばれ方をしていました。
しかし、現実として、1つの臓器だけが個別に下垂することは少ないです。
なのでまとめて骨盤臓器脱と呼ぶようになっています。
出産経験のある女性の4割ほどが発症すると言われています。
女性にとってはそれほど一般的な症状です。
外に出やすい臓器ランキング
膀胱が最も外に出やすいです。
位置的な理由でそうなります。膀胱は子宮の下にあります。
次いで直腸、その次に子宮となっています。
外に出やすい臓器ランキング
|
骨盤臓器脱が起こるとどうなるか?
骨盤臓器脱によって引き起こされる症状は、大小様々です。
「お股らへんに違和感が・・」という方がいたり、「ん?失禁が多いな」という方がいたりします。
ひどい人だと、歩くだけで痛みを感じてしまいます。
軽めの症状の例
症状が軽い内は、お腹に力が入った際に、体外に飛び出す程度です。
以下が軽めの症状の例です。
- お股にピンポン球のようなものが触れる感覚がある
- 座ったときにお股の辺りに何かが押し込まれるような違和感がある
- トイレが近い
- 尿が出にくい
中くらいの症状の例
中くらいになると、日常生活への負担が大きくなります。
例えば以下です。
- 膣の性的感覚が弱い
- 尿や便の失禁をしやすい
ひどい症状の例
ひどいと生活がしんどくなります。
股から内臓がぶら下がっている状態です。
重力によって下がっているので、さらに症状が悪化します。
- 歩行がしんどい
- 下着に不自然な血がついている
といったことが起こります。
骨盤臓器脱はなぜ起こるのか?
骨盤臓器脱は、骨盤底筋にストレスが掛かっていたり、骨盤底筋が弱っていたりすると、発症する確率が高まります。
骨盤臓器脱になりうるきっかけを以下に羅列します。
|
上記の内容に補足を加えます。
妊娠や出産での骨盤臓器脱
骨盤底筋は、出産後だけでなく妊娠中にも弱まることがあります。
特に、複数回の出産を経験していたり、機械的な出産を経験していたり、4kg超えなど大きな赤ちゃんを出産していたりする場合には、骨盤底筋を損傷しやすいです。
便秘での骨盤臓器脱
慢性的な便秘を抱えている人や、よく便秘になる人は、骨盤底筋を弱らせたり、臓器を下垂させたりします。
慢性的な咳での骨盤臓器脱
喘息や気管支炎、喫煙による咳などで咳が多い人は、尿失禁や尿脱出のリスクが高いです。
仕事で骨盤底筋に過度な圧が掛かりがちでの骨盤臓器脱
骨盤底筋に過度な圧が掛かりがちな人は、最終的に脱出を引き起こしてしまうかもしれません。
特に、介護や看護、宅配、引越しなどの職業の男女の人は危険です。
ジムでヘビーウェイトトレーニングを行う人も危険です。
骨盤底筋にとってインパクトの大きい運動での骨盤臓器脱
バスケットボールやウェイトリフティング、ランニングなど、インパクトの強いスポーツに参加すると、尿漏れのリスクが高まります。(特に女性)
老化による骨盤臓器脱
骨盤底筋は、年齢が上がるにつれて弱くなる傾向があります。
肥満による骨盤臓器脱
太り過ぎは尿漏れのリスクを高めます。
また、骨盤底に負担が掛かりすぎな傾向があります。
骨盤臓器脱は自然に戻らない
一度下垂してしまった臓器は、自然には元に戻りません。
徐々に進行し、いつかは治療が必要です。
悩んでいる方は、レディースクリニックで相談しましょう。
産婦人科へ行くことで改善が期待できる
骨盤臓器脱は、産婦人科へ行くことで改善が期待できます。
外来では、「ペッサリー」と呼ばれるリングを腟内に入れて子宮や膀胱を支えます。
リングで十分に解決できない場合は、手術です。
子宮を取り、弱くなった骨盤底筋を補強します。
お腹は切りません。1週間ほどの入院になります。
骨盤臓器脱は膣トレで予防しよう
骨盤臓器脱を予防するには、骨盤底が鍵となります。
踏ん張りすぎない、重いものを持たない、トイレに長時間座らないなどといったことを心掛けましょう。
簡単にできる最大の骨盤臓器脱予防法は「膣トレ」です。
膣トレは、骨盤臓器脱の予防になるだけではありません。
スタイルを良くしたり、セックスの感度を上げたりします。
呼吸を意識するだけでできるので簡単です。
私の友人は膣トレで失禁を改善しました。
絶対に絶対に絶対に、取り組むべきです。
膣トレにチャレンジして、スタイル美人を目指しましょう!
呼吸でできる膣トレについて、やり方をまとめたページを作りました。
参考にしてください。
最後に
骨盤臓器脱についてあれこれまとめました。
骨盤臓器脱になると色々しんどいです。
しかも、自然修復はほぼ不可能という基地外っぷりです。
骨盤臓器脱にならないためにも、膣トレで予防しましょう。
そして、膣トレでセックス上手になりましょう!
・・
セックスと言えば、媚薬を使ったセックスも良いものです。
そちらもお楽しみください。