「女性がオナニーするって、いいこと?よくないこと?」——こんな素直な疑問、意外と調べにくいですよね。(まじめに調べてみたら、研究のデータがちゃんとあった)

メリットとデメリットを、できるだけ正直に整理します。

メリット① イキやすい体になる

自分がどんな刺激で感じるかを、自分自身が一番よく分かっているのが理想です。オナニーは「自分の性感帯を探す」最も直接的な方法です。

「どこが気持ちいいか」「どんな強さがいいか」——これをパートナーとのセックスで初めて探すより、自分でひとまず把握しておく方が、伝えやすくなります。(「ここが気持ちいい」と言えるようになったのは、自分で確認したからだと思う)

メリット② ストレス解消になる

オーガズム時にはエンドルフィン・オキシトシンが放出されます。ストレスホルモン(コルチゾール)の軽減と関連するという研究報告があります。「気持ちよかった後に気分がすっきりした」という感覚は、ホルモンの変化として説明できます。

メリット③ 睡眠の質が上がることがある

オーガズム後の弛緩状態とホルモン分泌(プロラクチン・オキシトシン)が、入眠を助けるという報告があります。「夜のオナニーの後に眠りやすい」という経験は、生理的な根拠があります。

メリット④ ホルモンバランスへの影響

エストロゲン・エンドルフィンの分泌が肌状態に影響するという話があります。ただし「肌がきれいになる」と断言できるほどの強いエビデンスはなく、個人差があります。過度な期待は禁物ですが、悪影響ではないということは言えます。

デメリット:特定の刺激に慣れすぎるリスク

注意点として報告されているのが、「自分専用の刺激パターンに依存してしまう」というリスクです。

2022年のArchives of Sexual Behaviorに掲載された研究では、自慰と性的満足度の関係は4タイプに分類され、性的苦痛・ボディイメージの否定が性的不満足と最も強く関連していたと報告されています。刺激の種類そのものよりも、「自分の性に対してネガティブな感情を持っているかどうか」が満足度に影響していた、ということです。

強すぎる刺激(バイブレーター等の強振動)への依存は、それ以外の刺激で感じにくくなる可能性があると指摘されています。「時々確認する」程度のペースが無難です。

「良い・悪い」より「自分に合うペースで」

オナニーは体にとって悪いものではありません。自分の体を知ること・ストレスを解消することへの罪悪感は、必要ないです。

「でも何か変化を感じたい」という方は女性解放・オーガズムのガイドも読んでみてください。